YouTubeユーザーを獲得するためには、見やすい動画イラストが付いており、字幕とナレーションも内容がはっきりと伝わることが重要です。見やすいということは頭に入って理解度が上がるということで、その分反応も多くなり、拡散されて話題になります。では「見やすい動画」というものがどういった内容で構成されているのか、具体的に挙げていきしょう。
まず、目に馴染む字幕というのは、背景と明確に差別化できていることが大事です。動画イラスト自体をまずはっきりとしたイラストで作り、イラストと字幕が溶け込んでしまわないようにテロップを出すことが大事です。例を挙げると、背景のイラストが夜のシーンで暗いイラストだとすると、字幕を黒など使用して背景に溶け込んでしまっては、伝えたい内容が読み取れずに、せっかくイラストがきれいでも見づらくなってしまいます。そのため、暗い背景では白文字を使うなど、文字と背景が溶け込んでしまわないテロップを出すことが重要です。もしどうしてもイラストと字幕の色で統一感を出したいというのなら、字幕箇所だけに背景色に不透明感を出す、暗闇の中に白いインクを落としたように白い部分を作り、そこに黒で文字を書くというような工夫が必要です。そして字幕についてもう一つ重要なのは「文字の大きさ」です。せっかくコントラストをはっきりとさせて字幕とイラストを区別しやすくなっても、文字が小さければ視聴者は読むのをやめてしまいます。また、フォントも重要で小さな文字で明朝体などは避けて、サイズは大きく、書式もぱっと見て目に入ってくるフォントを選びましょう。ヒラギノ角ゴシックは使用している方が多い基本のフォントといえる存在なので、フォントに迷った方はまずはヒラギノ角ゴシックを選んでみるとよいでしょう。
ここまでイラストと字幕の見やすさについてご説明してきましたが、ナレーションも内容がはっきりと伝わる動画にする上では重要です。自分でナレーションを入れる方法もありますが、人前で話すのは苦手だという方は無理をせず、合成音声を利用するのも手です。素人が緊張して画面で話しているよりも、ソフトで制作された合成音声は聞き取りやすいため、ナレーションに自信がないという方は使用してみてはいかがでしょうか。ナレーションは明瞭な声ではっきりと聞こえることが大事ですが、ターゲット層に合わせて選ぶというのも重要です。ターゲット層が女性であれば男女ともに明るい声が好まれますし、投資家やビジネスマンへ向けた内容であれば、落ち着いた男性の声が適任となるはずです。喋る速度も、動画の雰囲気に合わせて選びましょう。よく動画の合間に流れるCM広告は、早口で喋っていることが多いですが、短い時間で沢山の情報を伝えるために早口なのです。壮年の方がターゲット層であれば、ゆったりとした口調のほうが好まれるでしょう。
見やすい動画にするためにはいずれにしても、「内容がはっきりと伝わる」ことが重要です。ぜひ参考にされてください。”