WooCommerceをお薦めする5つのポイント

WooCommerceの基本知識

WooCommerceはWordPressのテーマを開発する人たちにより2011年につくられました。そのころ日本ではカラーミーショップやおちゃのこネットがネットショップ構築には便利な時代でした。またSEOも問題なく検索に上位ヒットさせることが可能でした。

2015年5月にはWordPress.comを運営するAutomattic社がWooCommerceを買収したことで日本でも注目されるようになりました。しかし、当初は英語表示で英語が苦手な日本人にはあまり採用されませんでした。

ニアメディアではWordPressで動作するカートプラグインWelcatを重視していましたが、常にWooCommerce採用に向けて動作確認を行ってきました。さすがCMSシェア60%以上のWordPressです。現在ではWooCommerce自体の日本語化が進みほぼ問題は解消されました。また、日本語対応だけでなく、世界の主要言語すべてに対応しています。通貨もドル、円をはじめ主要通貨に対応していますので、海外に販売するカートシステムとしてはShopifyと並ぶ人気カートになりました。

WooCommerceとWordPressはアメリカを拠点とするAutomattic社が運営しているため、バージョンアップやセキュリティにおいても常にスムーズにアップグレードできます。

それでは、現在世界でそして日本でどのようなカートシステムが採用されているのでしょうか。
下記の表はトラフィック(簡単に言うとアクセス数のことです)の多いWEBサイトが採用しているカートシステムを計測した結果です。

全世界のショッピングシステム利用率

カートテクノロジートラフィックの多いWEBサイト数%
 WooCommerce Checkout397473.97
 Shopify267962.68
 Magento113401.13
 Shopify Plus38450.38
 PrestaShop29800.3
 OpenCart29070.29
 Squarespace Add to Cart27970.28
 BigCommerce24640.25
 Salesforce Commerce Cloud19460.19

日本のショッピングシステム利用率

カートテクノロジートラフィックの多いWEBサイト数%
 Wixコム2347819.59
 Shopify1527412.75
Base117999.85
 WooCommerce Checkout84847.08
 Welcart64915.42
 MakeShop61765.15
 Stores JP43793.65
 EC-CUBE39263.28
 eStore24772.07
 Ecwid23081.93
おちゃのこネット20561.72
カラーミーショップ18951.58
 Squarespace Add to Cart11910.99
 FutureShop9390.78
 Magento5830.49

参照(2022年5月2日現在):eCommerce technologies Web Usage Distribution

2017年当初、日本でWooCommerceを提案してもなかなか理解されませんでしたが、WooCommerceの成長は驚異的です。もっとも、商品のオプション機能の多さ、WordPressを使ったブログSEOこの2点を取り上げてもASP型カートを圧倒していますので、カートシステム選択肢に大きな存在になっても不思議ではありません。

それでは主な特徴を見てみましょう。

カートシステムが低コスト

ASP型のコストと比較して安く利用できるという点です。実際にWordPressのプラグインを利用するとき、どのくらいの費用がかかるかは比較検討するうえで大切なポイントの1つです。低コストで導入が可能というメリットを活かすことで、ほかの部分に費用をかけることも可能になります。

また低コストで導入可能ですが、1つ注意しなければならない点も存在しています。それがプラグインとそのほかのツールの選別です。無料で使えるプラグインが豊富にあるからと言って、多くの無料プラグインを利用すると、「無料ほど高くつくものはない」といった結果になります。無料のプラグインはいつまでバージョンアップを行うのか不鮮明です。WordPressのバージョンアップで使えなくなることはよくあることです。

YouTubeやブログなどで無料のプラグインの使い方を説明するページが無数にありますが、趣味や勉強で覚えるのでしたら良いのですが、実ビジネスを検討しているのでしたら、有料のプロバージョンを購入することをお薦めします。PHPを編集して無料プラグインを自分好みに編集するのに1か月かかることを有料版は数分で解決してくれます。

特にWooCommerceの有料プラグインでASP型ショッピングカート、Amazon、楽天ショップにもない機能を導入できます。

コーディング知識がなくてもデザインを自由にできる時代

海外ではすでにコーディング知識がなくても自由にデザインできるElementorFlatsomeを使うのが主流で、デザインも低コストで作成できますが、日本の場合は、欧米に比べ数年遅れていて、固定レイアウトの有料テーマを購入することが今だに主流になっています。

さらにテーマのデザインなどを外部に委託する場合、そのための制作コストがかかります。実際にどのくらいの制作コストが発生するかは、依頼する業者ごとに違いがあります。ネットで調べると、WooCommerceの場合、20万円~数百万円です。

実績が豊富なプロに依頼するとき、制作コストが高くなってしまう傾向があります。実際に依頼する前に予算を決めて、予算の範囲内で依頼できる業者を探しましょう。またお金の問題を考えていくのであれば、合わせて管理費の確認を行うことも大切です。

豊富な商品オプション

多彩な商品のオプション機能があげられます。さまざまなオプション機能が用意されていることで、自分に合った形で利用できます。ただし注意が必要になるのが、WordPressのバージョンアップは自身で行う必要があります。

日本の制作会社が正しく制作を行っている場合、コーディング知識が不要で比較的簡単にバージョンアップの作業も行えます。一方古いスクリプトやコーディングを行っている、マイナーなプラグインを使っている場合はバージョンアップができないケースも見られます。そのようなケースでは、バージョンアップではなくフルリニューアルが必要という点を押さえたうえで利用を検討しましょう。

woocommerce option01

これらの注意事項は一般の方にはわからないことですので、チェックできませんが、WordPressで作成するサイトは、サーバー会社の選択、評価の高い有料プラグインを使用する、Flatsomeのような編集ツールのついたテーマを購入する、この3点を維持すればバージョンアップは問題なく実行できます。また、ホームページ改ざんも防げます。

高性能ブログ SEO対策に不可欠

実際に自分のサイトを作りたいと考えている方が気になる点の1つが、どのようにアクセス数を増やしていけばいいのかという点です。ブログを使ってアフィリエイトなどに取り組みたい場合でも、アクセス数が増えないと成果を期待するのが難しくなります。そこで注目するべきが豊富なブログ機能を使ったSEO対策だという点です。

ASP型を選ぶ場合には、ブログ機能そのものがない、ある場合でも機能が限定的というケースが多くなっています。ブログ機能そのものがないと、十分なSEO対策を行うのが難しくなってしまいます。

ブログを書くのが得意という方は、ブログの機能が豊富というメリットを活かせる可能性が高くなります。LPも無制限に作成できるという強みがあるので、特徴を活かしてサイトを充実させていきましょう。

またブログは書けばいいというわけではなく、どのような文章を書いていくかでアクセス数の伸ばしやすさが変わっていきます。SEO対策で大切なポイントを押さえて、少しでもサイトに訪問してくれる方を増やせるようにしていくことが大切です。

ショップを丸ごとバックアップできる

ページ全体のバックアップを保持という点です。実際にサイトを作成しているとき、何らかの原因でパソコンが動作しなくなるなどのトラブルが起きることもあります。そのようなトラブルが起きたとき、データを保存していないと、作業途中の内容がすべて消えてしまうかもしれません。ですがページ全体のバックアップを保持が行われていることで、保存しておいたデータが消えることなく、パソコンのトラブルなどにも対応しやすくなります。

そしてWordPressはデータを丸ごと保存できるので、ショップの閉鎖や一時休業などにも柔軟に対応できるという強みがあります。

ASP型は丸ごとデータの保存が行えないので、ショップの閉鎖や一時休業、URLアドレスの変更などができません。可能ですが、通常の使用料金がかかります。

WooCommerceの場合は、状況に合わせてサイトの引越しや休業などにも対応できます。高速なサーバーへの引越しやショップの分割などの状況でも柔軟に対応できるという強みを活かして、利用できます。

 

WooCommerceかASP型どちらを選択するかの判断

このようにWooCommerceがおすすめされるポイントには、いくつかの理由があげられます。実際におすすめのポイントについて考えていくときに大切な点の1つが、ASP型ショッピングカートと比較していくことです。ASP型では実現できないことが可能という強みを活かして利用すれば、より良い形でサービスを活用できるかもしれません。

実際に機能を活かして利用できるかどうかは、個々の状況によって異なります。広告を使うのでSEOは必要ない場合は、ASP型のほうが適している方もいるので、自分の状況を分析したうえで、どのような選択が適しているのか考えていくようにしましょう。今のことだけではなく、長い目で見て検討していくことが大切です。

WooCommerceのことなら

WooCommerceが動作しない、プラグインが設定できないなどが原因であきらめてしまう方がいらっしゃいます、Wordpressはパソコンと同じで、古いバージョンのまま何年も使っていると動作しなくなることがあります。

ニアメディアでサポートできることでしたら、低料金でお見積もりいたします。

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