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SEOとユーザーエクスペリエンス向上のための構造化データ
HowToスキーマは、Google検索結果に手順形式の内容をリッチスニペットとして表示させるための構造化データです。レシピ、DIY、ソフトウェアのインストール方法など、手順を伴うコンテンツに適用できます。
HowToスキーマのメリット
- 検索結果での視認性向上: リッチスニペットとして表示されることで、通常の検索結果よりも目立ち、クリック率の向上が期待できます。
- Googleアシスタントとの連携: Googleアシスタントに対応したデバイスで、音声検索による手順の確認が可能になります。
- コンテンツの構造化: 手順を明確に示すことで、ユーザーの理解を促進し、コンテンツの価値を高めます。
- SEO効果: Googleは構造化データを評価するため、検索順位への良い影響が期待できます。
HowToスキーマのサンプルコード(JSON-LD)
コード スニペット
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "HowTo",
"name": "美味しいパンケーキの作り方",
"image": "https://example.com/pancake.jpg",
"description": "ふわふわのパンケーキを自宅で簡単に作る方法を紹介します。",
"totalTime": "PT30M",
"supply": [
{ "@type": "HowToSupply", "name": "薄力粉" },
{ "@type": "HowToSupply", "name": "卵" },
{ "@type": "HowToSupply", "name": "牛乳" },
{ "@type": "HowToSupply", "name": "砂糖" },
{ "@type": "HowToSupply", "name": "ベーキングパウダー" }
],
"tool": [
{ "@type": "HowToTool", "name": "ボウル" },
{ "@type": "HowToTool", "name": "泡立て器" },
{ "@type": "HowToTool", "name": "フライパン" }
],
"step": [
{
"@type": "HowToStep",
"name": "材料を混ぜる",
"text": "ボウルに薄力粉、砂糖、ベーキングパウダーを入れ、泡立て器で混ぜます。別のボウルに卵と牛乳を混ぜ合わせ、粉類に加えてさらに混ぜます。"
},
{
"@type": "HowToStep",
"name": "フライパンで焼く",
"text": "フライパンを熱し、生地を流し込みます。弱火で両面を焼けば完成です。"
}
]
}
</script>
HowToスキーマの適用方法
- 構造化データの作成: 上記のサンプルコードを参考に、JSON-LD形式で構造化データを作成します。
- コンテンツへの埋め込み: 作成したJSON-LDコードを、手順を示すコンテンツの
<head>
タグ内に埋め込みます。 - 検証: Googleの構造化データテストツール(https://search.google.com/structured-data/testing-tool)で、正しく認識されているか確認します。
HowToスキーマの注意点
- すべてのステップを明記: 手順を省略せず、詳細に記述することが重要です。
- 画像の追加: 各ステップに関連する画像を追加することで、ユーザーの理解をさらに深めます。
- 動画の埋め込み: 手順を説明する動画がある場合は、
video
プロパティで埋め込むことができます。 - 複数のスキーマとの併用: レシピの場合は、
Recipe
スキーマと組み合わせて利用できます。 - ガイドラインの遵守: Googleの構造化データガイドラインに準拠するように注意しましょう。
まとめ
HowToスキーマは、手順を伴うコンテンツをリッチスニペットとして表示させ、SEO効果やユーザーエクスペリエンスの向上に貢献します。正しく適用することで、コンテンツの価値を高め、より多くのユーザーに情報を届けましょう。