ネットショッピングで優先すべきはデザイン、それともユーザーインターフェース?
企業のWEBサイトは別として、ショッピングサイトに関して言えば、ほとんどの場合、インターフェース(操作性)を重視すべきでしょう。ショッピングサイトの価値は、売れるか売れないか、購入しやすいか購入しにくいかです。
ショッピングサイトで重要な要素
「カートに追加」までの導線が長かったり、配達指定ができない、クレジットカードが使えない。これらの要素がユーザーの購入意欲を大きく減少させます。
ネット通販最大手のAmazonを見れば明らかです。ユーザーの利便性を優先する運営方法をすべて導入することはコストがかかりすぎますが、ユーザー目線でサイトを構築することが大切です。
購入商品の配達日時を指定できる
送料の安い運送業者を選ぶショップがあります。配達日は指定できても、時間指定ができない。また、土日祝の配達は行っていない。けれど、その分送料が安いからこの運送業者に決めてしまいます。
では、購入者の立場からするとどうでしょう。平日は仕事で帰りが遅いため、土曜日の配達を希望するかもしれません。主婦の方も時間指定ができないと、配達日に荷物が届くまで家で待っていなければならず、それまでは買い物にも行けません。
クレジットカード決済が利用できる
ショップ運営者の立場から見ると、クレジットカード決済はコストがかかり、できれば使いたくないと思うかもしれません。
しかし、購入者はクレジットカード決済を導入しているショップは信頼できると判断します。欧米のネット通販サイトには、日本のような代引きや銀行振り込みはなく、クレジットカード決済のみです。
クレジットカード決済導入で注意すること
最近はカードの不正利用が多発しています。何らかの方法で第三者が他人のカード情報を入手してなりすましで商品を購入し、質屋などで買い取ってもらいます。
不正利用されるとショップ側が被害を負担しなければなりません。それを防ぐのが3Dセキュアです。3Dセキュアが設定されているとユーザーはカード情報以外に本人だけが知っているカードのパスワードが要求されます。