WooCommerceって何?知っておきたいメリット・デメリット

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導入:

ここ数年、益々勢いを増しているECの世界。日本ではふるさと納税が一般に広く広まってきていますし、ネットスーパーやデリバリー、洋服、家電と、本当に多種多少な商品・サービスをネットで購入できるようになりました。

そんな中、Web業界で良く耳にするようになったのが「WooCommerce」という言葉です。
Web制作やECサイト制作に関わるものだとなんとなくは分かっていても、正直よく理解できていないという方も多いことでしょう。この記事ではそんな方たちに向けて、WooCommerceの概要とメリット・デメリットを解説していきます。

WooCommerceとは

世界で最も利用されているCMSの1つ、WordPressにインストールするだけでネットショッピングを構築できるプラグインのことです。

通常WordPressにはデフォルトでのカート機能が付いていません。他のカート機能と組み合わせないと、ネットショッピング用のサイトは作成できないということです。さらにWordPressにはプラグインと呼ばれる拡張機能がたくさんあります。WordPressは元のままだと比較的シンプルな構成・機能なので、プラグインをインストールすることで様々な機能を増やすことが可能です。

WooCommerceはそんなプラグインの1つで、手軽に使うことができます。WordPressでサイトを構築し、WooCommerceと連携させることで、簡単にECサイトとして動かすことができるようになるので、Web制作に関わる人は知っておいて損はないでしょう。

WooCommerceのメリット

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ネットショッピング業界が賑わう今、多くの企業が取り入れ始めているWooCommerce。特に大きな4つのメリットについてご紹介します。

無料で利用可能

WordPressのプラグインには無料・有料2パターン存在しますが、WooCommerceは無料で使用できます。WordPressでサイトを作ること自体も無料ですので、0円でショッピングカート付きのWebサイトを構築できると考えると、それは大変魅力的です。

他のカートシステムだと月額使用料がかかるものも少なくないので、予算をあまり割けない場合にもおすすめです。

カスタマイズが簡単

WooCommerceはプラグインなので、もちろんベースとして一般的な機能が備わっています。一方で色々とカスタムして使えるようにもなっており、ある程度コーディングの知識がある方なら簡単に行える点が大きなメリットです。

WooCommerceはユーザーも多く、ネットで調べるとカスタム方法がたくさん出てくるのも嬉しいポイントでしょう。

テンプレートが多くて便利

WooCommerceに対応したWordPressのテーマは非常に豊富です。テーマとはWordPressのテンプレートのことで、デザインや項目が最初から決まっています。そのまま使ってもいいですし必要に応じてカスタムしてもいい、という優れものです。デザインにかける時間が減るのは嬉しいことですよね。

また最近ではWordPress用のデザインテンプレートを販売する会社も登場しており、テンプレートとは言えかなりオシャレで凝ったデザインを目指すこともできちゃいます。

決済サービスが豊富

ネットショップを運営するにあたり、決済サービスは選択肢が多ければ多いほどありがたいものです。

WooCommerceには様々な決済システムが対応していますが、例えばKOMOJUを導入すれば、日本国内外多くの支払い方法を選べるようになります。

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さらにクレカ不要で安心・安全な決済方法もあるので、クレカ情報を入力するのが不安、と
いう利用者の心配を取り除くことができます。

Paidy Japan

プラグインを利用できるのも大きな強み

WooCommerceというよりWordPressの特徴なのですが、やはりプラグインを利用できるのは大きなメリットです。WooCommerceに対応した便利なプラグインもあるので、必要なものを必要なだけ組み合わせれば、作りたいサイトに合わせて自由自在。無料のものも多く、WooCommerceに限らず、サイトの構築や後々の更新時に役立つ機能を試すことができます。

WooCommerceのデメリット

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無料で簡単で決済方法も豊富。そんなWooCommerceですが、もちろんデメリットも存在します。

操作が複雑な部分がある

日本語で言われれば簡単なことも、英語表記だど分かりにくい部分があります。そう、WooCommerceは海外仕様なのです。

例えば日本では姓、名の順ですが、海外では名、姓の順が一般的ですよね。住所も日本では日本東京〇〇区と大から小に行くのが普通ですが、海外では枝番から都道府県、国と小から大への順番になります。

この操作の複雑さを解消するためには、プラグインであるWooCommerceを日本語対応させるためのプラグインが必要です。ちょっと複雑に感じる方もいるかも知れません。

サーバーの用意が必要

ここまで何度も出てきているように、WooCommerceはWordPress用のプラグインです。当然、WooCommerceのみで使うことはできません。カートシステムが欲しいと考えWooCommerceにたどり着いたとしても、まずはWordPressに登録してアカウントを作成、つまりサーバーよ用意する必要があります。

とは言え、WordPressの登録はとっても簡単です。数分、数ステップで完了する程度のことなので、それほど大きなデメリットにはならないでしょう。

ECサイトとしての利用はカスタマイズが必須

WooCommerceは一般的、基本的な機能のみを携えたプラグインです。そのため作りたいサイトの内容によっては、ECサイトとして利用するためのカスタマイズが必須になります。

例えばアカウント登録を行えるようにしたいと思っても、入力してもらう項目はサイトの内容によって様々です。商品も単純にカートに入れるのか、複数パターンから選べるようにしたいのか、商品が追加された後のカート表示はどう変化させるのかなど、扱う商品や作りたいデザインによって変わります。ある程度自分で調べてカスタマイズできるだけの知識が必要です。

セキュリティ対策が肝心

WooCommerceはWordPressを利用するため、WordPressに対するセキュリティ面の不安がそのまま反映されることになります。何も対策をしないことで、サイトを表示したら詐欺サイトに自動転送されてしまう、勝手にスパムメールを大量に送るプログラムを埋め込まれてしまうなどの被害にあわれたサイトもあるのです。

更新頻度が高く信頼度の高いプラグインやテーマを利用する、プラグインを使いすぎない、さらにWordPressのログインパスワードを定期的に変えるなど、簡単にできるものから専門的な部分まで、セキュリティに対する意識を高く持たなければいけません。

WooCommerceを安心して使うためには

例えデメリットがあったとしても、やはりそれを上回るメリットがあるWooCommerce。安心して使うために気を付けたいポイントはどんなところなのでしょうか。

まずはWordPressでできることを理解する

WooCommerceそのものの前に、まずはベースであるWordPressでできることを十分に理解することが大切です。セキュリティ対策をするにしても、ショッピングサイトとして実際に動かすにしても、WordPressを知らなければ何をどうしていいかが分かりませんよね。

WooCommerceを使う下準備として、WordPressでは何かできて何かできないのか、標準装備のものも、自分で追加しなければいけないものをしっかり把握しておきましょう。

豊富なプラグインを調べて使いこなす

プラグイン種類は豊富で、常に新しいものがリリースされていますが、ある程度WordPressを触ったことがある人ですら知らないものも多いと思います。

サイトを制作するにあたり必要な情報が揃って来たら、プラグインの追加で解決できるか、またそのプラグインは安全なものなのかを調べるようにすると、後になって「その機能は追加できない!困った!」という事態を防ぐことが出来ますよ。

まとめ

これからのWeb制作、ECサイト制作には欠かせない存在であるWooCommerce。今まであまり触れる機会のなかった方にも、どんなものなのか少しお分かりいただけたのではないでしょうか。

今回解説したメリット・デメリットはほんの1部に過ぎません。WooCommerceのメリットは非常に多く、便利で手軽な分気を付けたいデメリットもたくさんあります。今回の内容を参考に、ぜひご自分でも調べてみてください。きっと仕事で役立つ知識を学べますよ。

 

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