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一般的に言われているWooCommerceのデメリット
オンラインストアを立ち上げる場合、最も人気のあるeコマースプラットフォームの1つがWooCommerceです。WooCommerceはWordPress用のプラグインで、WordPressサイトをオンラインストアにすることができます。WooCommerceは多くの理由から素晴らしいプラットフォームですが、決断する前に知っておくべきデメリットもあります。今回は、WooCommerceの3大デメリットである「カスタマーサポートの欠如」「速度の低下」「カスタマイズの困難さ」について解説し、同時に解決補法も提案してゆきます。
1)カスタマーサポートの不足
WooCommerceの最大のデメリットの1つは、カスタマーサポートの欠如です。ストアで何か問題が発生した場合、WooCommerceのコミュニティに頼らざるを得ません。これは、プラットフォームに精通していない場合、どこで答えを探せばいいのか分からないため、難しいかもしれません。さらに、WooCommerce はオープンソースのプラットフォームであるため、問題がタイムリーに解決される保証はありません。
解決法
どのようなカートシステムでもトラブルは起こります。
Shopify、Base、カラーミーショップなどASP型カートサービスの場合は、運営会社が責任をもって対応してくれます。一方で、WooCommerceの場合は、ショップオーナー自身が対応しなければなりません。WooCommerceで主に起こるトラブルはバージョンアップによる不具合です。また、契約しているWEBサーバーのトラブルがあります。ニアメディアではバージョンアップやサーバーの選択をサポートしていますので、ご相談ください。
2) 速度が遅い
WooCommerceのもう一つのデメリットは、スピードの遅さです。WooCommerceはWordPressのプラグインであるため、多くのプラグインや多くのトラフィックを抱えている場合、サイトの速度が低下する可能性があります。これは、オンラインストアを運営している場合、顧客がサイトの読み込みを待つことを望まないため、大きな問題となり得ます。
解決法
ヘテムル、ロリポップのハイスピードプラン、エックスサーバーなど2022年現在、月額1000円程度で高速のサーバーを利用できるようになりました。また、Wordpressにはページ表示速度を高速化する多くのプラグインが利用できますので、この問題は容易に解決できます。
3) カスタマイズが難しい
WooCommerceのもう一つのデメリットは、カスタマイズの難しさです。WooCommerceにはカスタマイズのためのオプションがたくさん用意されていますが、ストアのルック&フィールを変更するのは難しいかもしれません。コーディングに不慣れな方は、カスタマイズの際に開発者に依頼する必要があるかもしれません。さらに、WooCommerceはWordPressのプラグインであるため、WordPressの制限をすべて受け継いでいます。つまり、WooCommerceのストアを利用可能なオプションを超えてカスタマイズしたい場合は、開発者を雇う必要がある可能性が高いということです。
解決法
FlatsomeのUX Builder やElemenorと呼ばれる編集ツールが登場したことで容易にカスタマイズできるようになりました。マイクロソフトのパワーポイントを使うような感覚でWEBサイトを構築できます。しかも、スマホやタブレットにも対応しています。
4) 支払い方法が限定される
WooCommerceのもう一つのデメリットは、支払い方法が限定されていることです。WooCommerceが対応している決済方法はPayPalとStripeのみです。これは、クレジットカードなどの決済手段を利用したい場合には大きな問題となりえます。さらに、アメリカ以外の国にお住まいの方は、支払い方法が少ないため、WooCommerceの利用が難しいかもしれません。
解決法
現在では、KOMOJUのように、コンビニ決済、銀行振込、クレジットカード決済、ペイジー、キャリア決済(docomo、Softbank、au)、スマホ決済(PayPay, LINE Pay, メルペイ)各種電子マネー(プリペイド決済)が利用できます。
また、日本には海外への販売になどは対応していないショッピングカードが多くありますが、WooCommerceは海外への発送はもちろんStripeクレジットtoカードも利用できます。